2023年6月5日
まだまだ雨が多い梅雨の季節ですが、夏はもうすぐ!
愛犬と海でも楽しみたいと考えている飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、ワンちゃんと海でも楽しむコツをお伝えしていきます!
海水浴場にはそれぞれルールがあります。
・海水浴場内に立ち入り禁止
・砂浜はOKでも海に入るのはNG
・時間帯による
など、海水浴場によってさまざまです。事前に海水浴場のルールを確認し、危険やケガなどにも備えておくことが大切です。
また、海水浴場が犬OKでも、犬アレルギーの方や犬が苦手な方、小さなお子さんもいます。お互いが気持ちよく海を楽しめるよう、ルールやマナーもしっかり守りましょう。
犬種や個体差によって異なるため、何歳からと明確に定義することは難しいですが、仔犬の場合はワクチン接種が完了していること、リードを付けた状態で外でも行動できること、はクリアしておきましょう。
また、犬かきという泳法がありますが、犬なら泳げるというわけではありません。
パグやフレンチブルドッグなど短頭種は短い鼻と口から呼吸と一緒に水を吸い込んでしまって溺れる危険性が高かったり、ダックスフンドやチワワなどの短足種は短い足を水中でうまく動かすのが難しく、泳ぐのが苦手な場合が多いです。
性格や個体差もあるので、犬なら泳げるはずという思い込みは危険ですよ。
愛犬と海で泳ぎたい場合は、事前に練習が必要です。まずは水に慣れるところから、愛犬に合わせた訓練をしてください。
ワンちゃん専用のプール施設がお近くにあれば、利用するのもおすすめです。
犬用のライフジャケットもありますので、安全対策に取り入れるのもいいですね。
暑さ
犬は人間よりも暑さに弱いです。
海水浴場は気温も高く、日差しを防ゲルところも少ないです。
ビーチパラソルや保冷剤・冷却タオルなどを準備し、こまめに水分補給できるようにしてあげましょう。
砂浜の熱さ
日中、砂浜の温度が高くなっていると、肉球にやけどをする危険があるため、熱くなる時間帯はできるだけ避け、朝や夕方にするとよいでしょう。
また犬用の靴や、断熱効果のあるレジャーシートもあると良いでしょう。
海水
海水は塩分濃度が高いため、多量に飲んでしまうと内臓に負担をかけてしまいます。ワンちゃんが海水に入る際は、よく見てあげましょう。
脱水や塩水中毒を防ぐためにも、こまめに日陰で休憩をとり、水分補給を意識しましょう。
海水を大量に飲んでしまうと食塩中毒(高ナトリウム血症)になり、嘔吐や下痢、元気がなくなる、たくさんの水を欲しがるなどの症状があります。
海で遊んだ後にいつもと違う様子に気づいたら、早めに動物病院で受診しましょう。
食塩中毒は数日後に急に悪化することもありますので、少しでも気になった場合は迷わず受診しましょう。
誤飲・拾い食い
砂浜には想像以上に危険物が落ちていることがあります。
ガラス片や貝殻、釣り針など怪我に繋がることもありますし、ビニール袋や焼き鳥の串などのゴミも多いですし、スイーツに使われるチョコレートや、焼きそばの玉ねぎなど、犬が食べてはいけない物が落ちていることもあるので、いつも以上に注意しましょう。
海水や砂が皮膚に付着したままだと皮膚炎になってしまう可能性があります。
泳いだ後にシャワーができる場所があれば、そこで念入りに洗ってあげましょう。
犬を洗える場所がない場合は、タオルでしっかり体を拭き、家に帰ったらよく洗いましょう。
また、肉球などにケガや傷がないか確認しましょう。
愛犬と一緒に海で楽しむには、普段より注意することや準備することもありますが、ワンちゃんも飼い主さんも、ムリをしないことが大事です。
ルールやマナーを守って、楽しい思い出を作ってくださいね!