2022年9月27日
外で暮らす猫は生活の中で爪を使うので適度な長さに保たれていますが、室内で暮らす猫は木登りや狩りをすることがなく、爪が伸びてしまいます。
そのままにすると、鋭い爪は飼い主さんに怪我をさせてしまったり家具が傷ついたり、猫自身が痛い思いをする場合もあるので、定期的な爪切りが必要です。
ウチの猫ちゃんは爪研ぎしているから大丈夫!
なんてことはありませんよ。猫の爪はタマネギの様になっていて、内側から新しい層が生え、外側の古い層が剥がれていきます。爪研ぎはマーキングなどの本能行動であると共にこの古い層を剥がす目的もありますが、爪研ぎをしても先は尖ったままなのです。
爪切りの必要性がわかったところで、爪切りについてお伝えします!
活動的な時間帯は避け、リラックスしている時にささっと終わらせてあげましょう。
嫌がったら無理強いせず中断し、「爪切り」=「イヤなもの」にならないようにしましょう。
また、日頃から肉球を触るスキンシップをとり、触られることにも慣らしておくとスムーズです。
成猫の場合は3週間から1ヶ月に1度を目安にしましょう。
伸びるのが速い猫や、高齢などの理由で爪研ぎをあまりしない猫は、2週間に1回くらいのペースが必要かもしれません。日頃からよくチェックしてみてくださいね。
しっかり押さえ付けて、なんてしてしまうと大抵の猫は爪切りが嫌いになってしまいます。
猫が安心できるよう、膝に座らせて切ったり、猫にそっと覆いかぶさって切る方法もあります。
ご褒美をあげて集中している間に切ってしまうのも一つです。
肉球を優しく押すと爪が出てきますが、よーく見ると途中から根元にかけてピンク色に変わる部分があります。
この部分には血管と神経が通っている為、誤って切ってしまうと痛みと出血があるので注意しましょう。
よくわからない場合は、先端の尖った部分を2〜3mmカットするだけで十分ですよ。