2022年10月5日
人の心を見透かしているようでもあり、まったくわかっていないようでもあり……
猫は人の言葉を理解しているのでしょうか?
一般的に、猫の知能は1歳半~2歳半の子ども程度であるといわれていて、80ほどの単語数を聞き分けることができるそうです。
名前を呼べば鳴いて答えたり、日常でよく使う“ご飯”や“おいで”、“ダメ!”などの単語であれば反応する子も多いのではないでしょうか。
言語機能をつかさどっている脳の部位は、大脳新皮質です。
猫にはうっすらとしかなく、あまり発達していません。
その意味では、単語は理解できても、単語の組み合わせまでは理解していないのでは、と考えられています。
とはいえ、猫は高い聴覚機能を持っています。
人が発した言葉の微妙な音の違いも聞き分けられるため、言葉の調子で、褒められている、叱られている、なども判断できると考えられています。
また、猫は記憶力が非常に優れているので、経験から言葉を覚えることができます。
経験から言葉を覚えるため、猫ちゃんの名前がイヤな記憶と結びつかない様にする為に、名前を呼ぶ時は、褒める時や撫でてあげる時など、ポジティブな状況にしてあげると良いかもしれませんね。
言葉が分かっていてもあえて言うことを聞かない〜、なんて高度な知能を持った猫ちゃんもいるかもしれません。
愛猫がどこまで言葉を理解しているか実際のところは計り知れませんが、愛情を持って声掛けしてあげるのが大事です。