2023年6月10日
猫ちゃんのルーツは、砂漠地帯や熱帯のジャングルなどの暑い場所で生息していたリビアヤマネコといわれており、暑さに強く、寒さに弱いとされています。
とはいえ、いくら暑さに強いといっても、近年の夏場の高温多湿な状況では、熱中症を引き起こす原因になり得ます。
クーラーや冷却グッズを上手に利用して、愛猫に合った室温や環境づくりをしてあげましょう。
猫種や、短毛か長毛かでも差はありますが、一般的に猫が快適に過ごせる気温は25〜28℃といわれています。
クーラーの設定温度も25〜28℃前後にするのが良いでしょう。
また、クーラーの中には人感知センサーを搭載しているものもありますが、人の不在時に猫ちゃんを感知せず、途中でクーラーが停止していた!なんてことも起こり得るので、お留守番の時は人感知センサーの設定はオフにしておきましょう。
長時間のお留守番の時は、窓の一部はカーテンを開けておくなどして、冷え過ぎ防止を兼ねて日向ぼっこもできる環境にしておくことも大切です。
クーラー病(冷房病)は、外気と室温の温度差によって自律神経が乱れ、体調を崩すことを指します。
猫は寒い環境を好まないため、丸くなっていたり、高いところから降りてこない(下に溜まった冷気を避けている)時はクーラーの使用を控えましょう。
寒さやクーラーの風が苦手な子が他の場所に移動できるように、扉に通れるほどの隙間を開けておいたり、寒いと感じた時に潜れるようなブランケットを置いておくのも大事です。
クーラーを使用する時は飼い主さんだけではなく、猫ちゃんにとっても快適かどうか、猫ちゃんの様子もチェックしながら使用しましょう。
冷却グッズとブランケットなどのあったかグッズの両方準備しておき、猫ちゃんが自分で快適な環境を選べるようにしておきましょう。