2022年7月22日
飼い主さんが食事をしていると、ちょっとちょーだい♡と言わんばかりに近寄ってくる猫ちゃんもいますよね。
ついついお裾分けしてあげる方もいるかもしれませんが、猫にとっては有害なものもあります。
それらを摂取してしまうと、下痢や嘔吐を引き起こしたり、最悪の場合に陥ってしまうことだってあるのです。
今回は、猫ちゃんにはあげてはいけない食べ物についてご紹介します。
タマネギ、ニンニク、ネギ、ニラ
ネギ類は全般NGです。
アリルプロピルジスルフィドという物質が赤血球を壊してしまうことによって、貧血・食欲不振・呼吸困難・血尿・嘔吐などの症状を引き起こします。
毒性は加熱調理や乾燥・粉末にしても無くなりません。
通常、猫はそれらの匂いを嫌いますが、肉じゃがやシチューなど具材として使われている場合は注意が必要です。
チョコレート
チョコレートに含まれる、テオブロミンやカフェイン等により生じる中毒です。
摂取後1~2時間で落ち着きが無くなったり興奮状態になり、摂取後2~4時間で嘔吐や下痢、呼吸の乱れ、発熱する場合もあります。
重度の場合は、全身性の痙攣発作が生じて、死に至ることもあります。
猫には甘みを感じる味覚がないので、好んで食べることはないと言われていますが、猫が届くところに置きっぱなしにはしないようにしましょう。
飼い主さんのお裾分け
そもそも猫は肉食の生き物。人間とは必要な栄養素が違います。
安易に人間の食べ物をあげてしまうと、栄養バランスが崩れる可能性があります。
もしも上記のものを食べてしまい何らかの症状が出た場合、お家でできる治療はありません。
必ず動物病院を受診しましょう。
何を、いつ、どのくらい食べたか
をできるだけ正確に正直に、獣医さんに伝えましょう!